“サーバーがみつかりません”とは【分かりやすく解説】

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こんにちは。
PC係の仕事を20年以上続けているぷるぷるほっぺ家族パパです。

最近よく聞く”サーバー”という単語。
“サーバーがみつかりません”、”サーバーが応答していません”とでたらイラっとする人が多いです。
“サーバー”とはどういう意味なのか、表示される原因を分かりやすく解説します。

古いスマホシリーズのネットワークカメラ編で説明を書いているときに、サーバー関係の質問が多いことに気づきました。
特に多いのはよく見る”サーバーがみつかりません”というやつです。

言葉から想像してみてください、”みつからない”のです。
そう、WWW・SQL・メールなど通信で成り立っているサービスには”サーバー”が存在しています。

サーバーとは

ネットサーフィン(死語?)していると”サーバーがみつかりません”と出ることがあります。
この場合、サーバーとは恐らくDNSサーバーの問題あるいはwwwサーバーが”見つからない”ということだと思います。

分かりにくいですよね。
一番よくあるのは、自分のPCだけが動かなくなったと思って、問い合わせしてくるパターンです。
“何もしていないのに”とか”変なもの入れていない”とかすぐ騒ぐ系の人だと大変です。

説明を大きく省いて分かりやすく言えば、“サーバー”とは「リクエストを聞いて返事を返すプログラム(サービス)のこと」です。

サーバーは、リクエストをお願いしたら何かをしてくれるわけです。
例えば、すし屋で言えば、注文を聞いて握ってくれる”大将”のことですね。

“サーバーがみつかりません”とはすし屋の”大将が見つからない”ということです。
「大将!イカ二貫」と注文出しても、大将が見つからないという感じです。

大将が裏にネタを取りに行ってるのかもしれません。
もう閉店したのに注文しているのかもしれません。
とっくに引越ししてピザ店なのに、寿司の注文を出しているのかもしれません。

同じように”サーバーが応答していません”というのは、大将がいるのに返事をしないだけでしょうか。
居眠りをしていたり、別のお客様の対応で返事が遅れたり。

DNSサーバーとは人間が分かるように取り決められたURLを聞いて、IPアドレスに変換してくれる大将です。
WWWサーバーはIPアドレスで訪ねてきたお客様に「いらっしゃい」と返事(あいさつ)をしてくれる大将でしょうか。

サーバーに問い合わせする側をクライアントと言います。
サーバーがあるからクライアントがあるわけですね。
上の例では注文を出すお客様ですね。
サーバー(大将)にリクエストするのがクライアント(お客様)です。

サーバーの実際

上で”サーバー”とは「リクエストを聞いて返事を返すプログラム(サービス)のこと」だといいました。

実際、サーバーとはコンピューターで動いている単なるプログラムです。
もしも大きな機械を想像するのであれば、それは大変な量の処理をこなすために専用のハードが与えられているものを想像しているのです。
仕事や処理ごとに機械を分けることでセキュリティ的にも安心になるでしょうし、トラブル時にも対応しやすくなります。
大企業のサーバー室では人間以上に管理された空調の効いた部屋で、24時間フル稼働で機械が動いているものです。

ここに各PCなどがクライアントとして、SQLをリクエストしたり、WWWを見たいと言ってくるわけです。
イメージできますでしょうか。

ちなみにパパの会社のように小さな会社では、処理するリクエスト量が少ないので、一つのPCでいくつものサーバーが稼働しています。
SQLサーバープログラムもWWWサーバープログラムも同じPC内ので動いています。
パパの作ったシステムが動く、わが社の立派なサーバーです。

パパの作ったシステムでは、売り上げの問い合わせをしたり、工事の工程を確認したりできるわけです。
社内の告知や連絡のためにブラウザで見えるようにしてあるわけです。
何らかの原因でサーバープログラムが動いているPCが止まると、社員側では”サーバーが見つかりません”となるわけです。

他にもサーバーと呼ばれるものもあります

さらに説明します。
“サーバー”とは「リクエストを聞いて返事を返すプログラム(サービス)のこと」だといいましたね。

普段使っているPC同士でも”サーバー・クライアント”の関係になります。
ソフトの設定や機能で”サーバー”とか書いてあっても、難しく感じる必要はありません。
接続待ちをする方(注文を受ける方)を”サーバー”と呼び、リクエストする方(注文を出す方)を”クライアント”とするはずです。

ややこしいようですが、言葉だけの簡単な関係ですね。

メールサーバーは外部にある場合が多い

ブラウザと共に日常的に使うもののひとつがメールです。
メールのトラブルも仕組みが分かっていれば少しは解決します。

基本、メールアドレスが”XXXX@YYYYY.ZZZ”なら、YYYYY.ZZZと言うところにサーバーがあります。
実際には違うこともかなりあるのですが、大枠これでよいです。

プロバイダー契約時のプロバイダー名のメールはプロバイダーにサーバーがあります。
大きな会社では社内に独自のサーバーがある場合もあります。
gmailはGoogleに、YahooメールはYahooにサーバーがあります。
携帯電話キャリアメールはキャリアにサーバーがあります。

メールサーバーは、あなたをはじめとした登録者のメールを配信したり受信したりしています。
依頼された送信メールは送信し、届いたメールは保存しておいてくれます。
つまり、メールサーバーが処理を代行していてくれているのです。

そこへメールクライアントとなるあなたがメールが来ていないか問い合わせるわけです。
或いは送信依頼をメールクライアントからだすわけですね。

多くのメールサーバーは送受信を同じサーバーで行っています。
最近は、セキュリティ関係の処理が入り、クライアント側の設定が複雑化しています。
サーバーの設定は、元々受信サーバーの場合POPとIMAPがあってややこしかったのに、更にセキュリティのチェックが入り、エラーが出ることが多くなりました。
そして送信もしかり。

ちなみに、
POPの場合は、端末にデータを取り込んでいます。
IMAPの場合は、一覧を表示しているだけでデータはサーバー側にあります。

多くの方はPOPで処理をしていると思いますが、暗号化処理をするとポート番号が変わります。
暗号化処理自体もいくつか種類があるので、ポート番号もいくつかあるのが現状です。
上に書いたようにアドレスごとにサーバーごとに確認して設定が必要になってきました。

サーバーとはプログラムだ

いかがでしたか?
“サーバー”とは”プログラム(サービス)”だから、”みつからない”と出るのはサーバーがとまったのかなと思ってもらえれば大丈夫です。
おぼろげにも分かってもらえたでしょうか?

現実に口で説明しても、伝わらないので記事にしてみました。
改良・加筆していきたいので、ご意見をお待ちしています。

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