マクロ付きエクセルファイルが開かない – 強化され続けるセキュリティ

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「エクセルが動かないんですけど」

唐突に入る電話のHelp連絡。
何度も聞いたこのセリフ。

「・・・またか。」

ファイルをUNC名で接続する

共有フォルダに保存されたマクロを含むエクセルファイル(.xlsm)が動かなくなりました
原因はMSのウイルス対策強化です。

私の管理する環境の場合は、ネットワーク上のファイルを開くのに、UNC名で接続すれば問題は解決しました

パスにIPアドレスを使用してファイルを開くと、MSによってマクロがブロックされますw。
LAN内なのかどうかは関係ありません。
社内ネットワークで動かないのは困りますね。

少し前まで、作成元の定かでないファイルでなければ動かせたのですが、今回から更にセキュリティが強化されたと言えます。
UNC名が分からなければ動かせないのですから、知っているコンピューターのファイルでなければ作業できないわけです。

エクセルの設定は変えてないと思う

実は、[ファイル]-[オプション]-[トラスト センター]をコチョコチョしてみていました。
色々あり過ぎて、もはや何がデフォルトの設定か分からなくなっています。

「信頼できる場所」に共有フォルダを設定できれば通りそうでした。
しかしあれこれ試してみても、”現在のセキュリティ設定では使用できません”と拒否されます。

とにかくエクセル側の設定では対処できそうになかったのです。
恐らくワードでも問題は発生していたのだろうと思います。
ソフト側では太刀打ちできませんでした。

“トラストセンター”の部分も、”セキュリティセンター”となっているバージョンもありますし、ややこしいですね。

ネットワークの環境

ネットで調べて出てくるのはエクセルの設定ばかり。
よく読むと接続先をUNC名で指定するように書かれているものが見つかりました。

しかし私の管理するネットワークにはWINSはありません。
台数的にも今更WINSサーバーを起ち上げるなどする気にもなりません。
エクセル、いやMSオフィスの為に・・・。

思い出したのは、その昔使っていた lmhosts ファイル。
lmhosts ファイルに IPアドレスとUNC名を書いておけば個々のPCが勝手に変換してくれたはず。

メモ帳を管理者として実行します。
“%windows%system32\drivers\etc”にある”lmhosts.smp”というファイルの最下行に共有フォルダの存在するIPアドレスとPC名を追加。

192.168.0.X FileServer

ファイルを”lmhosts”として保存します。
(”lmhosts.txt”になったかも・・・その場合は”.txt”消しましょう)

これがそうをこうして・・・いや功を奏して、エクスプローラー上でUNC名で共有フォルダが検索出来ました。

Windows資格情報の管理

きちんと覚えていませんが、Windows資格情報に接続先を登録しておかないと、都度ユーザー名とパスワードを求められます。
いつもつなげるなら、出てくるダイアログボックスの”資格情報を記憶する”にチェックを入れれば、記憶してくれたはずです。

これもいつの日からか、必ず資格情報を入力する必要が出てきましたね。
なんとなく、その場で対応しているので、どこまでのセキュリティかも分かっていませんが・・・日常の使用で問題が無いので各PC毎にサーバーを登録しています。

これからも仕様は変わっていく

もう何年間もこの仕事をしていると、結構な頻度で変遷していくことの一つがセキュリティです。

思い返せば、ネット通販など怖くて出来ないと馬鹿にされていたころから比べると、セキュリティも成熟してきていると思います。

とは言え、量子コンピューターの実用が現実に近づくと、今のセキュリティなどあっという間に破られてしまいます。
もちろん、ハードの進化に伴って、ソフト面でも進化していくはずなので大丈夫だとは思いますが。

そして、私の働いている小さな会社の情報など盗んでも一銭にもなりません。
それでも、もしもの時の世間の評判を気にするわけです。
或いは、それを商売にしている人たちがいるわけです。

つまり、私たち管理者は一生目を光らせ、勉強していかなければならないと言うことですね。
まぁお金で解決できる方々も大勢いますけれども・・・。

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